狩留家駅

192駅目は芸備線から狩留家駅です。

【駅データ】
狩留家(かるが)駅
訪問日:2017年8月15日
所属路線:芸備線
隣駅:白木山駅(三次方面)、上深川駅(広島方面)
駅構造:地上駅、ホームは島式1面2線

広島県広島市安佐北区狩留家町にあるJR西日本の駅。
駅は地上駅で島式1面2線のホームを持ち、広島方面の折り返しの列車が設定されている。線路西側に駅舎が建ち、駅舎とホームは構内踏切で行き来する構造となっている。駅舎は木造で出入口の間口が広く、庇が特徴的となっている。かつては有人駅だったようで駅事務所跡が残っている。

駅前は集落内を通過する街道に沿って民家が建ち並び、近くを太田川の支流の三篠川が流れる。駅周辺は開けているが、その周りは山地となっており、駅裏側は緩やかに傾斜していて県道37号線が通過している。

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三江線の駅巡り(2017年夏)その2

『三江線の駅巡り(2017年夏)その1』の続きです。

【2017年8月14日(月)】
昨日は青空も見え、歩いていると太陽が照りつける時もあったが、今日は朝から曇天が広がる。三次駅5:38発の始発列車(422D)でスタートし、まずは潮駅を目指す。発車の10分ほど前に乗り込んだが、座席は全て埋まっており、なかなかの盛況ぶり。

7:31に潮駅で下車する。潮駅は江の川の川べりに位置するが、水面は下流にある浜原ダムのダム湖になっているため静かで、駅前の車通りが途切れると、鳥の鳴き声しか聞こえないような状態になる。近くに温泉旅館(潮温泉大和荘)があり、列車に合わせてチェックアウトしてきたと思われる方もやって来る。7:55に折り返しの列車(423D)で式敷駅へ向かう。

8:48に式敷駅で下車する。式敷駅は1面2線のホームを持つ列車交換が可能な駅。待合室とトイレからなる駅舎が建つが、近所の方が維持されているのか、トイレを含めてとても綺麗にされていた。ここからは徒歩で隣の香淀駅に向かう。線路は山裾を回るが、国道がトンネルで香淀駅方面に抜けているので、トンネルを歩いて約50分ほどで香淀駅に到着する。香淀駅も待合室とお手洗いからなる駅舎が建つ。列車を待つ間にバイクでツーリング中の人が駅の写真を撮りに来る。やはり廃線前ということもあり注目されているようだ。

香淀駅10:40発の列車(424D)で沢谷駅に向かう。この列車は三次駅10:02に出発し、14:54に江津駅に到着するという乗り通しに利用しやすい列車ということもあり、つり革もふさがるほどの乗車率だった。親子連れや帰省中の孫を連れて乗車している人なども目立ち、ホームが地上から日本一高いところにあるとして有名な宇都井駅などでは合わせて10〜20名ぐらいが乗り降りしているように見えた。11:34に沢谷駅で下車する。三江線は基本的に江の川に沿って走るが、沢谷駅は江の川沿いからトンネルで離れた支流の沢谷川沿いに位置している。沢谷川の谷に沿って民家が点在しており、駅から東方向に少し進むと簡易郵便局や個人商店が立地している。

12:50に沢谷駅前のバス停から石見交通粕淵線のバスに粕淵駅前まで乗車し、そこからは線路沿いに隣の明塚駅まで徒歩で移動する。明塚駅は江の川の左岸に位置しており、駅周辺の狭い平地に民家が点在し、田畑が広がるほか、近くには中国電力の明塚発電所が立地している。明塚駅14:29発の列車(425D)で粕淵駅に戻る。粕淵駅前は河岸段丘によるものなのか、崖になっており、その上に街並みが広がっている。中間駅の中では駅周辺の建物が比較的密集しており、美郷町役場も立地している。

粕淵駅からは線路に沿って30分ほど歩き浜原駅に向かう。道中には線路が江の川堤防を突っ切っている箇所があり、増水時に水が流れ出すのを防ぐための可動式の陸閘(りっこう)を見ることができる。浜原の集落は川沿いに細長く伸びており、人家の間を抜けると浜原駅がある。浜原駅は相対式2面2線のホームを有し、折り返しの列車も設定されている。かつての三江北線の終着駅で昭和12年に出来た木造の駅舎が建ち、駅舎の前には三江線全通の記念碑がある。駅に着くと、先ほど明塚駅から粕淵駅まで乗車した列車が折り返しの発車を待っており、他にも数名の旅行客が発車を待っていた。

折り返しの浜原駅17:08発の列車(430D)で石見簗瀬駅に向かう。ここまで曇り空で持ちこたえていたが、雨が降り始める。石見簗瀬駅も江津側から三江線が延伸してくる際に一時終着駅だったこともあり、昭和10年に出来た古い木造の駅が建つ。駅の江津よりに集落が広がっているようだが、雨脚が強くなり、ずっと駅の中で三次方面への列車を待つ。石見簗瀬駅18:12発の列車(431D)に乗り、宿泊先である三次駅に戻る。まだ日は暮れきっていないが、雨のせいで窓の外側が曇ってしまって車窓を眺めることができない。浜原駅で乗り換え(433D)、終着の三次駅へ向かう。

【2017年8月15日(火)】
最終日は朝から雨。始発列車で石見都賀駅に行こうと思っていたが、起きて外を見ると雨脚が強く、眠気にも負けてしまって二度寝する。少し遅めのチェックアウトをして10:02発の列車に乗ろうと三次駅に向かうと、大雨の影響で運転を見合わせていると案内している。昨晩は三次周辺も雨が降っていたが、日本海側はより雨が強かったようで、江津から来る列車が大幅に遅れてしまっているとのこと。

どうしようかと思いながら待っていると、10:02発の列車は石見川本駅より先は未定だが運転するとのアナウンス。もう一駅巡ろうということで乗車し、口羽駅を目指す。雨による被害が出るほどではないのだろうが、車窓から見える江の川は昨日とはうって変わって濁流となっており、流れも速い。11:00に到着した口羽駅は昨日乗車した三次駅からの始発列車の場合、30分近くの長時間停車をするため駅の外に出ることもできるが、降りた列車と同じ列車に乗ることになってしまうので、今回の下車を訪問としてカウントする。口羽駅は昭和38年に三次側から三江南線が延伸したときの終着駅で1面2線のホームを持ち、列車の行き違いが可能な駅となっている。

口羽駅から三次駅まではバスに乗って帰るが、バスまで時間があるので口羽の集落まで歩き、そこから乗ることにする。口羽の集落は支流の出羽川の流れに合わせて湾曲した道路に沿って家が建ち並ぶので、道路を歩くと先が見えないこともあり、実際よりも奥行きがあるように感じた。古そうな建物も残ることから、水運の時代は本流と支流の接点として、このあたりの拠点の集落となっていたのかもしれない。12:03に口羽郵便局前のバス停から備北交通作木線のバスに乗り、三次駅に戻る。

三次駅13:10発の芸備線(1849D)に乗車し、広島駅に向かうことにするが、18:35発の新幹線まで時間があるので、芸備線の狩留家駅で途中下車をすることにする。狩留家駅は広島方面の折り返し列車が発着する駅で、1面2線のホームを持つ。今は無人駅だが、駅事務所の跡が残る木造の古い駅舎が建ち、なかなか雰囲気がある。狩留家駅14:49発(3851D)に乗り、15:33に広島駅に到着する。

あとは帰路につくのみ。新幹線の時間までは、駅周辺や駅ナカをぶらぶらして過ごす。広島駅に初めて来たのは7年前の2010年で、当時に比べると駅周辺に超高層マンションが建ったり、駅が橋上駅舎化されたりと結構大きな変化が見られる。

18:35発の「のぞみ56号」に乗車し、新大阪駅で「サンダーバード45号」、金沢駅で「つるぎ734号」に乗り換え、23:19に新高岡駅に到着する。行きは高岡駅に車を停めて出発したのでシャトルバスに乗り、日付が変わるころに高岡駅に戻って、帰宅。

前回、前々回は金曜夜に出発して土日を過ごすという日程のため、せいぜい数駅しか訪問できませんでしたが、今回はお盆の連休ということでもう1泊することができ、三江線内の14駅を訪問することができました。お盆休みはお別れ乗車で混むことが予想できたので、行くか行かないか迷いましたが、かえっておじいちゃん・おばあちゃんから小さな子供まで多くの人で賑わっているのが感じられて良かったです。

残すは江平駅、石見都賀駅、乙原駅、川戸駅の4駅。ここまで来たら、ぜひ残りの4駅も訪問したいですし、もう一度三次・江津間を乗り通したいところです。

【行程】
(3日目)
5:38発 三次駅
普通422D
7:31着 潮駅
7:55発 潮駅
普通423D
8:43着 香淀駅
徒歩
10:34発 式敷駅
普通424D
11:34着 沢谷駅
12:50発 沢谷駅前
バス 石見交通粕淵線
13:01着 粕淵駅前
徒歩
14:29発 明塚駅
普通425D
14:37着 粕淵駅
徒歩
17:08発 浜原駅
普通430D
17:25着 石見簗瀬駅
18:12発 石見簗瀬駅
普通431D
18:28着 浜原駅
19:01発 浜原駅
普通433D
20:10着 三次駅

(4日目)
10:02発 三次駅
普通434D
11:00着 口羽駅
徒歩
12:03発 口羽局前
バス 備北交通作木線
13:02着 三次駅前
13:10発 三次駅
普通1849D
14:14着 狩留家駅
14:49発 狩留家駅
普通3851D
15:33着 広島駅
18:35発 広島駅
のぞみ56号
20:01着 新大阪駅
20:12発 新大阪駅
サンダーバード45号
22:56発 金沢駅
23:06着 金沢駅
つるぎ734号
23:19着 新高岡駅
23:36発 新高岡駅
バス シャトル6
高岡駅着→帰宅

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三江線の駅巡り(2017年夏)その1

2017年3月末で廃線となる三江線の駅巡りに行ってきました。
初めて三江線に乗車したのは2010年の9月、廃線が決まった後の2016年10月と11月にも訪問し、今回で4回目の訪問です。廃線になる前に三江線内の全駅を巡ろうということで旅に出ました。

【2017年8月12日(土)】
三江線までは前回と同様に大阪駅まで行き、大阪駅から夜行バスで広島に向かうルートを使うが、今回はお盆の連休で時間に余裕があるので、大阪駅への移動も含めて青春18きっぷを使うことにする。スタートは高岡駅12:49発の普通列車(548M)で金沢駅へ、ここから青春18きっぷを使用し、金沢駅14:30発の普通列車(346M)で福井駅、福井駅16:46発の普通列車(244M)で敦賀駅、敦賀駅17:49発の新快速(3323M)と乗り継ぎ、大阪駅へ。夜行バスまでは時間があるので、梅田のサウナで汗を流して、ビールを飲む。

大阪駅23:30発の「山陽ドリーム広島1号」で広島駅に向かう。夜行バスに乗ると大抵は眠れないのだが、道中はここまでの移動の疲れとサウナでのビールが効いたのか、いつもよりよく眠れた。翌6:15広島駅新幹線口に到着、お盆とあって朝早くから大きなカバンを持った人が多く行き交う。

【2017年8月13日(日)】
広島駅6:57発の芸備線(1806D)で三次駅へ向かい、三次駅10:02発の三江線(424D)に乗車する。折り返しとなる列車の到着時点で座席はほぼ埋まり、乗車した2両目は立ち客30名ほどで発車する。先頭車両はもっと多くの人が乗っているようだった。このあと3日間に渡って三江線を行ったり来たりしたが、お盆ということで多くの列車で一人旅の人に加えて、祖父母と父母、子供の3世代の親子連れや夫婦連れ、カップルなど客層が多様だった。特に三次・江津間を直通する列車は混んでいるので、時にはゆっくりと車窓を眺めるというようなことが出来ないくらいだったが、これはこれで賑やかで良かったと思う。

12:07に竹駅で下車。普段は閑散としているのだろうが、今日は列車の到着を待ち構えて、写真を撮る人もちらほら見られる。駅の写真を撮った後、二つ隣の石見川本駅まで1時間ほど歩き、約1時間半の長時間停車している先の列車に追いつくかたちで乗車する。当然、先の混雑していた列車なので、石見川本駅でも多くの人が発車を待っている。発車前には川本町の町長も挨拶に来ていた。

石見川本駅13:45発(426D)で14:10に田津駅で下車する。山裾の駅で線路に並行する道路沿いに民家が点在する。ここからは約40分歩いて一駅戻るようなかたちで石見川越駅を目指す。線路に並行する道沿いに民家が点在しており、家族が帰省しているのか県外ナンバーの車が停まっている家が目立つ。石見川越駅には昭和6年に建った古い駅舎があり、窓口の跡も残る。駅の隣には郵便局が建つほか、田津寄りには閉校になってしまっているが小学校の校舎(校門には桜江町立川越小学校の表記)があることから、かつてはそれなりに利用客があったのかもしれない。

石見川越駅16:03発(429D)に乗り、16:10に三次寄りに一駅隣りの鹿賀駅で下車する。駅前の山裾に集落があり、駅裏は江の川との間の平地に田畑が広がっている。近くに対岸の国道261号線につながる橋がかかり、橋を渡った先に「コインレストランかわもと」がある。珍しい生麺のうどんの自販機があるということで有名とのこと。行ってみたかったのだが、今回は列車の時間の関係で諦める。鹿賀駅からさらに一駅隣りの因原駅に50分ほどかけて歩く。因原駅周辺は沿線でも比較的大きな集落で、国道沿いにドラッグストアやコンビニなども立地している。現在は1面1線の駅だが、かつては交換可能駅で、1976年の航空写真を見ると側線に貨車らしきものが並んでいるのを確認できる。駅舎も比較的大きく、昭和9年に建てられた木造の駅舎が建ち、元々の駅事務所だったと思われるスペースは運送会社(三江線運輸)の事務所として使われている。

因原駅17:36発(431D)に乗り、浜原駅で433Dに乗り継ぎ三次駅に戻る。この日は、新たに竹駅・田津駅・石見川越駅・鹿賀駅・因原駅の計5駅を制覇できた。石見川越駅や因原駅などは三江線でも早い時期に開業した区間なので雰囲気のある古い駅舎も見られて良かった。

宿泊はホテル・アルファーワン三次。軽く1杯だけ飲み、始発から乗車する明日に備えて早めに眠る。

『三江線の駅巡り(2017年夏)その2』に続く

行程】
(1日目)
12:49発 高岡駅
普通548M
13:27着 金沢駅
14:30発 金沢駅
普通346M
15:58着 福井駅
16:46発 福井駅
普通244M
17:35着 敦賀駅
17:49発 敦賀駅
新快速3323M
19:42着 京都駅
京都駅で途中下車をして20:30頃に大阪駅
23:30発 大阪駅JR高速バスターミナル
山陽ドリーム広島1号
6:15着 広島駅新幹線口

(2日目)
6:57発 広島駅
普通1806D
9:01着 三次駅
10:02発 三次駅
普通424D
12:07着 竹駅
徒歩
13:45発 石見川本駅
普通426D
14:10着 田津駅
徒歩
16:03発 石見川越駅
普通429D
16:10着 鹿賀駅
徒歩
17:36発 因原駅
普通431D
18:28着 浜原駅
19:01発 浜原駅
普通433D
20:10着 三次駅

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田津駅

191駅目は田津駅です。

【駅データ】
田津(たづ)駅
訪問日:2017年8月13日
所属路線:三江線
隣駅:川戸駅(江津方面)、石見川越駅(三次方面)
駅構造:地上駅、ホームは1面1線

島根県江津市桜江町田津にあるJR西日本の駅。
駅は地上駅で1面1線のホームを持ち、ホーム上に待合室が建つ。山の斜面の縁にあり、駅前の道路より少し高い位置に駅が位置している。

駅前には数軒の民家が並び、線路に沿って通る道路沿いに民家が点在する。駅前と江の川の間には少しばかり平地があり、田畑が広がっている。

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石見川越駅

190駅目は石見川越駅です。

【駅データ】
石見川越(いわみかわごえ)駅
訪問日:2017年8月13日
所属路線:三江線
隣駅:田津駅(江津方面)、鹿賀駅(三次方面)
駅構造:地上駅、ホームは1面1線

島根県江津市桜江町川越にあるJR西日本の駅。
駅は地上駅で1面1線のホームを持ち、開業時からの木造の駅舎が建つ。駅の開業は昭和6年で、開業当時は江津側から延伸してきた終着駅だった。すっかり木々に埋もれてしまっているが、かつては向かい側にもホームがあり、相対式2面2線の構造だったよう。

駅に隣接して川越郵便局が立地し、駅前は田畑を挟んで江の川が流れている。田津駅寄りに少し進むと谷筋に集落が広がり、対岸に渡る橋がかかる。集落内には小学校跡があることから、かつてはもっと多くの人が住んでいたものと思われる。校門には江津市へ合併前の桜江町立川越小学校の表記があった。

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