三江線の駅巡り(2017年夏)その2

『三江線の駅巡り(2017年夏)その1』の続きです。

【2017年8月14日(月)】
昨日は青空も見え、歩いていると太陽が照りつける時もあったが、今日は朝から曇天が広がる。三次駅5:38発の始発列車(422D)でスタートし、まずは潮駅を目指す。発車の10分ほど前に乗り込んだが、座席は全て埋まっており、なかなかの盛況ぶり。

7:31に潮駅で下車する。潮駅は江の川の川べりに位置するが、水面は下流にある浜原ダムのダム湖になっているため静かで、駅前の車通りが途切れると、鳥の鳴き声しか聞こえないような状態になる。近くに温泉旅館(潮温泉大和荘)があり、列車に合わせてチェックアウトしてきたと思われる方もやって来る。7:55に折り返しの列車(423D)で式敷駅へ向かう。

8:48に式敷駅で下車する。式敷駅は1面2線のホームを持つ列車交換が可能な駅。待合室とトイレからなる駅舎が建つが、近所の方が維持されているのか、トイレを含めてとても綺麗にされていた。ここからは徒歩で隣の香淀駅に向かう。線路は山裾を回るが、国道がトンネルで香淀駅方面に抜けているので、トンネルを歩いて約50分ほどで香淀駅に到着する。香淀駅も待合室とお手洗いからなる駅舎が建つ。列車を待つ間にバイクでツーリング中の人が駅の写真を撮りに来る。やはり廃線前ということもあり注目されているようだ。

香淀駅10:40発の列車(424D)で沢谷駅に向かう。この列車は三次駅10:02に出発し、14:54に江津駅に到着するという乗り通しに利用しやすい列車ということもあり、つり革もふさがるほどの乗車率だった。親子連れや帰省中の孫を連れて乗車している人なども目立ち、ホームが地上から日本一高いところにあるとして有名な宇都井駅などでは合わせて10〜20名ぐらいが乗り降りしているように見えた。11:34に沢谷駅で下車する。三江線は基本的に江の川に沿って走るが、沢谷駅は江の川沿いからトンネルで離れた支流の沢谷川沿いに位置している。沢谷川の谷に沿って民家が点在しており、駅から東方向に少し進むと簡易郵便局や個人商店が立地している。

12:50に沢谷駅前のバス停から石見交通粕淵線のバスに粕淵駅前まで乗車し、そこからは線路沿いに隣の明塚駅まで徒歩で移動する。明塚駅は江の川の左岸に位置しており、駅周辺の狭い平地に民家が点在し、田畑が広がるほか、近くには中国電力の明塚発電所が立地している。明塚駅14:29発の列車(425D)で粕淵駅に戻る。粕淵駅前は河岸段丘によるものなのか、崖になっており、その上に街並みが広がっている。中間駅の中では駅周辺の建物が比較的密集しており、美郷町役場も立地している。

粕淵駅からは線路に沿って30分ほど歩き浜原駅に向かう。道中には線路が江の川堤防を突っ切っている箇所があり、増水時に水が流れ出すのを防ぐための可動式の陸閘(りっこう)を見ることができる。浜原の集落は川沿いに細長く伸びており、人家の間を抜けると浜原駅がある。浜原駅は相対式2面2線のホームを有し、折り返しの列車も設定されている。かつての三江北線の終着駅で昭和12年に出来た木造の駅舎が建ち、駅舎の前には三江線全通の記念碑がある。駅に着くと、先ほど明塚駅から粕淵駅まで乗車した列車が折り返しの発車を待っており、他にも数名の旅行客が発車を待っていた。

折り返しの浜原駅17:08発の列車(430D)で石見簗瀬駅に向かう。ここまで曇り空で持ちこたえていたが、雨が降り始める。石見簗瀬駅も江津側から三江線が延伸してくる際に一時終着駅だったこともあり、昭和10年に出来た古い木造の駅が建つ。駅の江津よりに集落が広がっているようだが、雨脚が強くなり、ずっと駅の中で三次方面への列車を待つ。石見簗瀬駅18:12発の列車(431D)に乗り、宿泊先である三次駅に戻る。まだ日は暮れきっていないが、雨のせいで窓の外側が曇ってしまって車窓を眺めることができない。浜原駅で乗り換え(433D)、終着の三次駅へ向かう。

【2017年8月15日(火)】
最終日は朝から雨。始発列車で石見都賀駅に行こうと思っていたが、起きて外を見ると雨脚が強く、眠気にも負けてしまって二度寝する。少し遅めのチェックアウトをして10:02発の列車に乗ろうと三次駅に向かうと、大雨の影響で運転を見合わせていると案内している。昨晩は三次周辺も雨が降っていたが、日本海側はより雨が強かったようで、江津から来る列車が大幅に遅れてしまっているとのこと。

どうしようかと思いながら待っていると、10:02発の列車は石見川本駅より先は未定だが運転するとのアナウンス。もう一駅巡ろうということで乗車し、口羽駅を目指す。雨による被害が出るほどではないのだろうが、車窓から見える江の川は昨日とはうって変わって濁流となっており、流れも速い。11:00に到着した口羽駅は昨日乗車した三次駅からの始発列車の場合、30分近くの長時間停車をするため駅の外に出ることもできるが、降りた列車と同じ列車に乗ることになってしまうので、今回の下車を訪問としてカウントする。口羽駅は昭和38年に三次側から三江南線が延伸したときの終着駅で1面2線のホームを持ち、列車の行き違いが可能な駅となっている。

口羽駅から三次駅まではバスに乗って帰るが、バスまで時間があるので口羽の集落まで歩き、そこから乗ることにする。口羽の集落は支流の出羽川の流れに合わせて湾曲した道路に沿って家が建ち並ぶので、道路を歩くと先が見えないこともあり、実際よりも奥行きがあるように感じた。古そうな建物も残ることから、水運の時代は本流と支流の接点として、このあたりの拠点の集落となっていたのかもしれない。12:03に口羽郵便局前のバス停から備北交通作木線のバスに乗り、三次駅に戻る。

三次駅13:10発の芸備線(1849D)に乗車し、広島駅に向かうことにするが、18:35発の新幹線まで時間があるので、芸備線の狩留家駅で途中下車をすることにする。狩留家駅は広島方面の折り返し列車が発着する駅で、1面2線のホームを持つ。今は無人駅だが、駅事務所の跡が残る木造の古い駅舎が建ち、なかなか雰囲気がある。狩留家駅14:49発(3851D)に乗り、15:33に広島駅に到着する。

あとは帰路につくのみ。新幹線の時間までは、駅周辺や駅ナカをぶらぶらして過ごす。広島駅に初めて来たのは7年前の2010年で、当時に比べると駅周辺に超高層マンションが建ったり、駅が橋上駅舎化されたりと結構大きな変化が見られる。

18:35発の「のぞみ56号」に乗車し、新大阪駅で「サンダーバード45号」、金沢駅で「つるぎ734号」に乗り換え、23:19に新高岡駅に到着する。行きは高岡駅に車を停めて出発したのでシャトルバスに乗り、日付が変わるころに高岡駅に戻って、帰宅。

前回、前々回は金曜夜に出発して土日を過ごすという日程のため、せいぜい数駅しか訪問できませんでしたが、今回はお盆の連休ということでもう1泊することができ、三江線内の14駅を訪問することができました。お盆休みはお別れ乗車で混むことが予想できたので、行くか行かないか迷いましたが、かえっておじいちゃん・おばあちゃんから小さな子供まで多くの人で賑わっているのが感じられて良かったです。

残すは江平駅、石見都賀駅、乙原駅、川戸駅の4駅。ここまで来たら、ぜひ残りの4駅も訪問したいですし、もう一度三次・江津間を乗り通したいところです。

【行程】
(3日目)
5:38発 三次駅
普通422D
7:31着 潮駅
7:55発 潮駅
普通423D
8:43着 香淀駅
徒歩
10:34発 式敷駅
普通424D
11:34着 沢谷駅
12:50発 沢谷駅前
バス 石見交通粕淵線
13:01着 粕淵駅前
徒歩
14:29発 明塚駅
普通425D
14:37着 粕淵駅
徒歩
17:08発 浜原駅
普通430D
17:25着 石見簗瀬駅
18:12発 石見簗瀬駅
普通431D
18:28着 浜原駅
19:01発 浜原駅
普通433D
20:10着 三次駅

(4日目)
10:02発 三次駅
普通434D
11:00着 口羽駅
徒歩
12:03発 口羽局前
バス 備北交通作木線
13:02着 三次駅前
13:10発 三次駅
普通1849D
14:14着 狩留家駅
14:49発 狩留家駅
普通3851D
15:33着 広島駅
18:35発 広島駅
のぞみ56号
20:01着 新大阪駅
20:12発 新大阪駅
サンダーバード45号
22:56発 金沢駅
23:06着 金沢駅
つるぎ734号
23:19着 新高岡駅
23:36発 新高岡駅
バス シャトル6
高岡駅着→帰宅

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三江線の駅巡り(2017年夏)その1

2017年3月末で廃線となる三江線の駅巡りに行ってきました。
初めて三江線に乗車したのは2010年の9月、廃線が決まった後の2016年10月と11月にも訪問し、今回で4回目の訪問です。廃線になる前に三江線内の全駅を巡ろうということで旅に出ました。

【2017年8月12日(土)】
三江線までは前回と同様に大阪駅まで行き、大阪駅から夜行バスで広島に向かうルートを使うが、今回はお盆の連休で時間に余裕があるので、大阪駅への移動も含めて青春18きっぷを使うことにする。スタートは高岡駅12:49発の普通列車(548M)で金沢駅へ、ここから青春18きっぷを使用し、金沢駅14:30発の普通列車(346M)で福井駅、福井駅16:46発の普通列車(244M)で敦賀駅、敦賀駅17:49発の新快速(3323M)と乗り継ぎ、大阪駅へ。夜行バスまでは時間があるので、梅田のサウナで汗を流して、ビールを飲む。

大阪駅23:30発の「山陽ドリーム広島1号」で広島駅に向かう。夜行バスに乗ると大抵は眠れないのだが、道中はここまでの移動の疲れとサウナでのビールが効いたのか、いつもよりよく眠れた。翌6:15広島駅新幹線口に到着、お盆とあって朝早くから大きなカバンを持った人が多く行き交う。

【2017年8月13日(日)】
広島駅6:57発の芸備線(1806D)で三次駅へ向かい、三次駅10:02発の三江線(424D)に乗車する。折り返しとなる列車の到着時点で座席はほぼ埋まり、乗車した2両目は立ち客30名ほどで発車する。先頭車両はもっと多くの人が乗っているようだった。このあと3日間に渡って三江線を行ったり来たりしたが、お盆ということで多くの列車で一人旅の人に加えて、祖父母と父母、子供の3世代の親子連れや夫婦連れ、カップルなど客層が多様だった。特に三次・江津間を直通する列車は混んでいるので、時にはゆっくりと車窓を眺めるというようなことが出来ないくらいだったが、これはこれで賑やかで良かったと思う。

12:07に竹駅で下車。普段は閑散としているのだろうが、今日は列車の到着を待ち構えて、写真を撮る人もちらほら見られる。駅の写真を撮った後、二つ隣の石見川本駅まで1時間ほど歩き、約1時間半の長時間停車している先の列車に追いつくかたちで乗車する。当然、先の混雑していた列車なので、石見川本駅でも多くの人が発車を待っている。発車前には川本町の町長も挨拶に来ていた。

石見川本駅13:45発(426D)で14:10に田津駅で下車する。山裾の駅で線路に並行する道路沿いに民家が点在する。ここからは約40分歩いて一駅戻るようなかたちで石見川越駅を目指す。線路に並行する道沿いに民家が点在しており、家族が帰省しているのか県外ナンバーの車が停まっている家が目立つ。石見川越駅には昭和6年に建った古い駅舎があり、窓口の跡も残る。駅の隣には郵便局が建つほか、田津寄りには閉校になってしまっているが小学校の校舎(校門には桜江町立川越小学校の表記)があることから、かつてはそれなりに利用客があったのかもしれない。

石見川越駅16:03発(429D)に乗り、16:10に三次寄りに一駅隣りの鹿賀駅で下車する。駅前の山裾に集落があり、駅裏は江の川との間の平地に田畑が広がっている。近くに対岸の国道261号線につながる橋がかかり、橋を渡った先に「コインレストランかわもと」がある。珍しい生麺のうどんの自販機があるということで有名とのこと。行ってみたかったのだが、今回は列車の時間の関係で諦める。鹿賀駅からさらに一駅隣りの因原駅に50分ほどかけて歩く。因原駅周辺は沿線でも比較的大きな集落で、国道沿いにドラッグストアやコンビニなども立地している。現在は1面1線の駅だが、かつては交換可能駅で、1976年の航空写真を見ると側線に貨車らしきものが並んでいるのを確認できる。駅舎も比較的大きく、昭和9年に建てられた木造の駅舎が建ち、元々の駅事務所だったと思われるスペースは運送会社(三江線運輸)の事務所として使われている。

因原駅17:36発(431D)に乗り、浜原駅で433Dに乗り継ぎ三次駅に戻る。この日は、新たに竹駅・田津駅・石見川越駅・鹿賀駅・因原駅の計5駅を制覇できた。石見川越駅や因原駅などは三江線でも早い時期に開業した区間なので雰囲気のある古い駅舎も見られて良かった。

宿泊はホテル・アルファーワン三次。軽く1杯だけ飲み、始発から乗車する明日に備えて早めに眠る。

『三江線の駅巡り(2017年夏)その2』に続く

行程】
(1日目)
12:49発 高岡駅
普通548M
13:27着 金沢駅
14:30発 金沢駅
普通346M
15:58着 福井駅
16:46発 福井駅
普通244M
17:35着 敦賀駅
17:49発 敦賀駅
新快速3323M
19:42着 京都駅
京都駅で途中下車をして20:30頃に大阪駅
23:30発 大阪駅JR高速バスターミナル
山陽ドリーム広島1号
6:15着 広島駅新幹線口

(2日目)
6:57発 広島駅
普通1806D
9:01着 三次駅
10:02発 三次駅
普通424D
12:07着 竹駅
徒歩
13:45発 石見川本駅
普通426D
14:10着 田津駅
徒歩
16:03発 石見川越駅
普通429D
16:10着 鹿賀駅
徒歩
17:36発 因原駅
普通431D
18:28着 浜原駅
19:01発 浜原駅
普通433D
20:10着 三次駅

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三江線の駅巡り

しばらく前のことですが、2018年3月末に廃止される予定の三江線の駅巡りに行って来ました。そのひと月前にも乗りに行っているのですが、再び訪れたくなり、1ヶ月足らずでまた乗りに行くことにしました。
(前回の訪問時はこちら→その1その2

【2016年11月11日(金)】
前回と同様に仕事終わりの19:25新高岡駅発の「はくたか571号」に乗り込み、金沢駅で「サンダーバード46号」に乗り継ぎ大阪駅へ。大阪駅からは23:30発の高速バス「山陽ドリーム広島1号」に乗って広島駅に向かう。週末ということもあってか、サンダーバード、高速バスともに満席だった。バスで眠れるようにサンダーバード乗車中は眠気を我慢したにもかかわらず、結局バスの中ではほとんど眠れず、翌5:50広島駅に到着。

【2016年11月12日(土)】
広島駅からは6:57発の芸備線に乗車する。バスで眠れなかったせいで、三次駅までの間はほとんど眠ってしまい、車窓を楽しむこともなく到着する。天気予報は晴れだったが、三次駅周辺は空に霧がかかっており、内陸のためか冷え込みが強いように感じた。

折り返し9:57発の石見川本行きとなる列車が2両編成で入線してくる。到着直後はひと月前の訪問時より空いているかと思った車内だったが、発車までには2、30名の団体の乗車があったほか、乗り鉄、夫婦、親子連れ、カップルなど多彩な客層で1両あたり20名程度の立ち客がいるような乗車率で出発。記念乗車に加え、紅葉シーズンということもあって多くの利用があったようだ。ボックス席の向かいは団体客のおばあちゃんで、一言二言話しているうちに「これどうぞ」と、あめちゃんをもらう。香淀駅まで乗車して近くの大イチョウを見に行くそう。

徐々に霧も晴れて、快晴となる。山肌も色付いており、川と山のきれいな車窓が続くが、外が寒く、中は多く乗客が乗っているので窓が曇り始める。香淀駅で先の団体客が下車したが、それでも立ち客が何名かいる盛況ぶり。

12:05に石見川本駅の一つ手前の木路原駅で下車し、駅の写真を撮影する。乗ってきた列車は石見川本駅で1時間半以上停車するので、その間に徒歩で追いつくことができる。石見川本にタクシーがいれば鹿賀駅まで先回りしようかと思ったが、あいにく江津市街まで行ってしまったようで、しばらく戻って来ないとのこと。

13:42石見川本駅発の列車で江津方面に向かう。街中をぶらぶらしていたら駅に着くのが遅くなってしまい着席できず、後の貫通扉前に立って、かぶり付き。14:41に千金駅で下車する。千金駅はホームに待合室があるだけの小さな駅で周辺は何軒の民家がぽつりぽつりと点在する程度。

15:25の列車で折り返し、隣の川平駅で降りる。かつては列車交換ができる駅だったようで、現ホームの向かいにかつてのホーム跡が残っている。今は無人駅だが、開業時からの渋い木造の駅舎が建ち、窓口と駅事務所の跡が残る。1時間20分の滞在で次の三次方面の列車を待っていると垣根からガサッという音がして、たぬきが出現。ほのぼのとした時間だったと言いたいところだが、この時期はカメムシが多いのか、油断しているとすぐに体に止まってくるので中々落ち着いていられない。

16:54川平駅発の列車で三次駅へ戻る。日が短くなっており、すぐに辺りは真っ暗となる。途中、浜原駅で乗り換え20:28に三次駅に到着。この日は三次ロイヤルホテルに宿泊。パーテーションで仕切られたキャビンタイプの部屋で税込3,974円。完全な個室ではないが、結構快適に過ごすことができた。

【2016年11月13日(日)】
この時期だとまだ真っ暗の5:44、三次駅発の始発列車は10名程度の乗客で出発。7:29に石見松原駅で下車する。江の川を挟んだ対岸に集落が位置しており、駅周辺は民家が数軒建つ程度だが、駅前は国道が通過するため車通りはゼロではない。途中、記念乗車だろうか、親子連れのグループが車で来て、8:03発の三次駅行きにともに乗車する。

9:06長谷駅で下車。長谷駅は一部の普通列車が通過するため、なかなか訪れにくい駅。三次寄りに人家が何軒か建つのみで近くには対岸に渡る橋もない。ここから一つ隣の船佐駅まで30分程かけて歩いたが、長谷駅から船佐駅の間はたまに車が通る程度で人家もなく、人気が無いため心細い。

船佐駅は駅に面して2、3軒の民家が建っており、ちょうど一輪車を押していたおじいさんに「どこから来たの?」、「B29の空襲の案内文がホームの端にあるよ」と声を掛けられる。ここで畑仕事をしているということは、駅の周りの民家のいずれかに住んでいるのだろう。10:16発の列車に乗って伊賀和志駅に向かう。昨日も乗った9:57三次駅発の列車で、昨日同様に立ち客多数の盛況だった。

10:56伊賀和志駅に到着。しばらくは上下線とも列車がないので、集落内にあるバス停から備北交通作木線のバスで三次駅に戻る。バスまで時間があるので近くをぶらぶら。ポカポカ陽気で気持ちいい。乗り込んだバスは口羽や作木を経由した後は西に折れ、三江線とは別れて三次駅に向かう。

三次駅に到着後はもうひと駅訪問するため、14:15発の口羽駅行きの列車で粟屋駅に向かう。折り返しの列車はしばらくないので、駅の写真を撮った後は、三次駅まで徒歩で戻る。約5kmの道のりで所要時間は1時間程度。

結構な距離があり、少々しんどかったが三次駅に到着し、今回の駅巡りはここで終わり。二日間で新たに8駅を制覇できた。帰りは芸備線の快速「みよしライナー」で広島駅に出て、「のぞみ」、「サンダーバード」、「つるぎ」と乗り継いで帰宅。三江線に乗った後だと、新幹線と特急列車が驚異的な速さに感じられた。

今回も天気に恵まれたほか、道中ダイヤが乱れることもなくラッキーでした。今回は、フリーきっぷを使える時期でもなかったのですが、日中の列車は結構な数のお客さんが乗っていて驚きました。「いつもこうなら廃止にならなかったかもしれないのに」と思うこともありますが、お別れ乗車であっても、多くの人が乗りに来るのはいいことだと思います。ぜひ、また何度か訪ねて全駅乗下車したいと思います。次回は雪景色の三江線に乗るのもよいかもしれません。

【行程】
(1日目)
19:25発 新高岡駅
はくたか571号
19:38着 金沢駅
19:47発 金沢駅
サンダーバード46号
22:30着 大阪駅
23:30発 大阪駅JR高速バスターミナル
高速バス 山陽ドリーム広島1号
(2日目)
5:55着 広島駅新幹線口
6:57発 広島駅
芸備線 普通1850D
8:55着 三次駅
9:57発 三次駅
三江線 普通424D
12:05着 木路原駅
徒歩
13:43発 石見川本駅
三江線 普通426D
14:41着 千金駅
15:25発 千金駅
三江線 普通429D
15:33着 川平駅
16:54発 川平駅
三江線 普通431D
18:24着 浜原駅
18:51発 浜原駅
三江線 普通433D
20:28着 三次駅

(3日目)
5:44発 三次駅
三江線 普通422D
6:38着 口羽駅(長時間停車)
7:07発 口羽駅
7:29着 石見松原駅
8:03発 石見松原駅
三江線 普通423D
9:06着 長谷駅
徒歩
10:16発 船佐駅
三江線 普通424D
10:56着 伊賀和志駅
徒歩
11:55発 伊賀和志バス停
備北交通作木線 三次工業団地行
13:02着 三次駅前バス停
14:15発 三次駅
三江線 普通428D
14:24着 粟屋駅
徒歩
16:03発 三次駅
芸備線 快速みよしライナー
17:29着 広島駅
17:52発 広島駅
のぞみ52号
19:18着 新大阪
19:31発 新大阪
サンダーバード43号
22:09着 金沢駅
22:19発 金沢駅
つるぎ730号
22:32着 新高岡駅

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三江線乗車の旅 その2

三江線乗車の旅 その1」の続きです。

【2016年10月16日(日)】
3日目は三次駅5:44発の上り列車でスタート。昨日同様に「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」を利用する。この列車は江津駅から山陰本線に直通する浜田駅行きの列車。1両の単行で8割くらいの乗車率で出発する。昨日見かけた方もちらほら。途中の口羽駅で列車交換とともに長時間停車をするので、列車を出て駅舎を撮影する。

7:15宇都井駅で自分を含め4名の方が下車。谷間にある高架駅でホームまでの高さは地上から20mあり、駅下に広がる集落を見下ろすことができる。このあたりの家の屋根は赤色の石州瓦で、かつ壁が白いため、周囲の山の緑の中で映えて目に映る。1時間ほど滞在し、8:17発の下り列車で折り返す。

8:54信木駅で下車。川べりにある小さな駅で駅周辺は民家が点在している。線路に並行する県道112号線で三次方面に歩き、所木駅に到着する。こちらも川べりの小さな駅で駅周辺に民家が点在するほか、対岸へ渡る赤色の鋼鉄製のつり橋「唐香橋(からこうばし)」が架かる。

10:20発の上り列車(昨日も乗った石見川本駅行きの列車)に乗車し、10:42作木口駅で下車。駅周辺は民家が点在し、対岸に渡る赤色の橋(トラス橋というのかな?)「三国橋(みにくはし)」が架かる。作木口駅は島根県邑智郡邑南町で対岸は広島県三次市となる。駅の写真を撮り、橋を渡って対岸の道路へ出る。下流に向かって少し歩くと支流と江の川が合流する谷に下作木という集落があり、「川の駅常清」という土産店とレストランが入る施設が立地しているのでここで昼食をとる。鮎が有名とのことだが、カツカレーにそそられてしまう。

作木口駅では先に下車した列車から15時台まで列車がないので、路線バスで三次駅に移動する。集落内に「港別(みなとわかれ)」というバス停があり、ここから12:19発の備北交通作木線の三次工業団地行きのバスに乗車する。三江線とは並走せずに支流の上流(西方向)に向かって進み、トンネルを抜けると国道54号線に出る。そこから南下して三次市街地に向かい13:02三次駅前に到着。運賃は650円だった。駅舎の隣に6年前には無かった自由通路(跨線橋)が出来ており、駅に南側に出ることが出来る。駅の南側には三次鉄道部の敷地が広がり、キハ120形やキハ47形が停まっている。なお、前日の15日(土)には「鉄道の日」記念イベントが開催されていたとのこと。

締めくくりは14:15三次駅発の口羽駅行きの上り列車で隣の尾関山駅まで乗車。尾関山駅の写真を撮った後、徒歩で三次の市街地を抜けて、芸備線の西三次駅へ向かい15:17発広島駅行きの列車で帰路に。広島駅では広島東洋カープのクライマックスシリーズ初制覇記念の駅スタンプが設置されており、行列していたものの思わず並んで押印。のぞみ184号、サンダーバード43号、つるぎ730号と乗り継ぎ、22:32新高岡駅に到着。

久しぶりの三江線乗車は最終日の天気が少し残念でしたが、車窓を楽しむことも当初の予定どおり何駅か訪問することもでき、大変満足出来る旅でした。ただ実際に乗車すると廃線になってしまうのが惜しく、また寂しく感じられ、出来ることなら走り続けて欲しいと思う一方、三次駅周辺と江津駅周辺を除いた沿線に大きな街がなく、三江線を乗り通すことが目的の人以外で三次駅・江津駅間を乗り通す人は少ないだろうことを思うと、鉄道路線として維持するのが非常に難しいのが現実なんだろうなと複雑な思いになりました。富山からなかなかアクセスしにくい地域ですが、またぜひ乗りに行きたいと思います。

【行程】
(3日目)
5:44発 三次駅
三江線 普通422D
6:38着 口羽駅(長時間停車)
7:07発 口羽駅
7:15着 宇都井駅
8:17発 宇都井駅
三江線 普通423D
8:54着 信木駅
徒歩
10:20発 所木駅
三江線 普通424D
10:42着 作木口駅
徒歩
12:19発 港別バス停
備北交通作木線 三次工業団地行
13:02着 三次駅前バス停
14:15発 三次駅
三江線 普通428D
14:19着 尾関山駅
徒歩
15:17発 西三次駅
芸備線 普通1871D
17:09着 広島駅
18:03発 広島駅
のぞみ184号
19:44着 京都駅
19:54発 京都駅
サンダーバード43号
22:09着 金沢駅
22:19発 金沢駅
つるぎ730号
22:32着 新高岡駅

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三江線乗車の旅 その1

2018年3月末での廃止が決まった三江線に乗ってきました。
以前に三江線に乗ったのは2010年9月だったので、6年ぶりの乗車です。

【2016年10月14日(金)】
仕事終わりの19:25新高岡駅発のはくたか571号でスタート。
金沢駅で19:47発のサンダーバード46号に乗り換え。車内はビジネス客を中心に満席で、自由席は通路に立つ人も見られるほど。

22:30大阪駅着。23:30発の高速バス「山陽ドリーム広島1号」で広島駅まで。当初は東京経由でサンライズ出雲に乗りたいと思っていたが、発売日のお昼の時点で完売だったため夜行バスで行くことに。3列シートなのでゆったりしているが、熟睡はできず、眠る起きるの繰り返しで5:55広島駅に到着。

【2016年10月15日(土)】
6:57広島駅発の芸備線で三次駅へ。ここからは「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」(3,000円)を使用。この区間を通るのも6年前に三江線に乗ったとき以来なので、景色を見ようと思うものの、寝不足でほとんどの区間をウトウトしているうちに8:55三次駅に到着。駅舎は6年間の間に建て替わり、駅前広場も生まれ変わっていた。

6:00に江津駅を出てきた列車が若干の遅れで三次駅に到着、折り返し9:57発の424Dに。キハ120形を2両つないでおり、座席がほぼ埋まる程度の乗車率で出発。江津方面の上りはほとんどの区間で江の川が進行方向右手なので、右側ボックスシートがベストなのだが、早々に埋まってしまいロングシートで我慢する。時々、体を捻って外を眺める。JR社員の方が乗車しており、人数を数えているよう。動向を調べて18きっぷシーズンにでも備えるのかな。

山間地の川は急流というイメージがあるが、江の川は標高差が小さいためか、ゆっくりと流れる場所が多い。幸い天気もよく、ゆったり流れる川を見ていると癒される。そして、また眠くなる・・・。

12:09途中駅の石見川本駅に到着。車両はそのまま13:43発の426Dに変わるのだが、乗客は一旦降りることになる。改札口では地元の方がこの停車時間で食事ができる場所や散策できる場所が書かれたイラストマップを配っていた。乗客の皆さんはそれぞれ食事に行ったり、散策したりと街に出る。自分も街の中にある「Aコープ(農協のスーパー)」で惣菜を買って、駅裏の堤防で食事。駅の北側(木路原駅寄り)に線路の下をくぐって、堤防の上に抜けられるところがあり、駅と川を眺めることができるのでおすすめ。

13:43再び江津駅に向けて出発。発車前には川本町の町長も来て挨拶されていた。今度は進行方向右手のボックスシート。向かいに座った方は、広島市の方で米子に泊まり、翌日、伯備線・芸備線・福塩線に乗るとのこと。芸備線の閑散区間も近いうちに乗ってみたい。

江の川は相変わらずゆったりと流れるが、途中、線路が堤防を突っ切るところには水が流れ込まないように可動式の鋼鉄製の門があり、豪雨の際には大変なことになることを想像させる。沿線には昭和47年の洪水時の水位を示す看板を所々で見ることができる。江津本町駅の手前あたりからは川面が波打ち初めて、海が近いことがわかる。国道9号バイパスの橋の下をくぐり、左にカーブして山陰本線に寄り添うと、終点の江津駅に14:49着。

江津駅の写真を撮り、徒歩で江津本町駅へ移動。江津駅から西に向かい、江の川沿いに上流に向かって歩くと江津本町の古い街並みが旧街道沿いに広がる。かつて日本海の海運と江の川の舟運の接続点として栄えたとのこと。乗車する列車まで時間があったので近くの山辺神宮にお参りし、江津本町駅に向かう。駅で時間を持て余してしまったので、もう少し街並みを散策すればよかった。

16:41発の浜原駅行きの431Dで三次駅に戻る。日も短くなっているので、1時間もすれば周囲は真っ暗となってしまう。さすがに乗客も少なめ。終点の浜原駅に18:24に到着し、18:51発の433Dに乗り換え。同時間帯の上下線の列車が浜原駅で折り返す形となっている。途中の石見都賀駅(だったはず)で何名の乗車があった。近くでお祭りが開かれていたのかな。

20:28三次駅に到着し、ホテル・アルファーワン三次に宿泊。さすがに座り疲れた感もあり、また途中でウトウトしてしまったのが少し悔やまれるが、楽しい乗車時間であった。ホテル1階に居酒屋が入っているのでそこで食事を済ませて、早々に就寝。

翌日に続く

【行程】
(1日目)
19:25発 新高岡駅
はくたか571号
19:38着 金沢駅
19:47発 金沢駅
サンダーバード46号
22:30着 大阪駅
23:30発 大阪駅JR高速バスターミナル
高速バス 山陽ドリーム広島1号
(2日目)
5:55着 広島駅新幹線口
6:57発 広島駅
芸備線 普通1850D
8:55着 三次駅
9:57発 三次駅
三江線 普通424D
12:09着 石見川本駅
13:43発 石見川本駅
三江線 普通426D
14:49着 江津駅
徒歩
16:41発 江津本町駅
三江線 普通431D
18:24着 浜原駅
18:51発 浜原駅
三江線 普通433D
20:28着 三次駅

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